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NISAとiDeCoどちらを利用すべきか?iDeCoも検討してほしい

2024年はNISAの話題をよく見かけます。
私たちも始めたほうがいいでしょうか?

NISAは便利な制度なので始めたいですね。
でも、iDeCo(個人型確定拠出年金)のほうが良いケースもあります。

2024年はNISA制度が大幅に改正されました。使い勝手が良くなったおかげもあってか、証券10社のNISA口座の新規開設数は2024年5月末で224万件にも達しているという記事が日本経済新聞に掲載されていました。

そのため、NISAを利用したいと考えている人が多いかもしれませんが、iDeCo(個人型確定拠出年金)を利用するほうが良いケースもあるので、iDeCoも知った上でどちらを利用するかを決めましょう。

NISAの積立投資枠だけ利用したい人は、iDeCoも検討してみて

ここでは、NISAとiDeCoの細かい仕組みは解説しません。多くの金融機関や証券会社のHPで詳しい説明がされています。それぞれ公式サイトを張っておきますので、そちらをご確認ください。(別タブで開きます)

NISA:金融庁 NISA特設ウェブサイト
iDeCo:iDeCo公式サイト

SBI証券の図で説明させてもらうと、簡単に言えば、運用益が非課税になるというのが最大のメリットで、現在のNISAは株(成長投資枠)でも投資信託(つみたて投資枠)でも利用できるようになりました。

出典:SBI証券

表のとおり、最大で利用できる金額は1800万円ですが、成長投資枠は最大でも1200万円までしか利用できません。一方、つみたて投資枠の場合は1800万円すべてを使い切ることができます。長期投資が一般的になってきており、新しいNISAでも全てつみたて投資枠で利用しようと考える人もいるかもしれません。

このように考えている人はちょっとお待ちください。iDeCoの利用も是非検討してほしいです。以下の条件に合致する人はiDeCoのほうが有利になるかもしれません。iDeCoもNISAと同じく、運用益が非課税になるというメリットがあります。それに加えて、掛金の全額を所得控除できるというおまけつきです。

iDeCoが有利になりそうなケース
  • NISAでつみたて投資枠しか使わない
  • iDeCoにもある商品をNISAで運用している
  • 売買する予定がなく、長期間で積立だけを考えている

例えば、毎月2万円を30歳から70歳まで40年間拠出したと考えます。

2万円×12ヶ月=24万円/年
所得税:24万円×0.2(20%)=4.8万円(所得税率を20%で計算)
住民税:24万円×0.1(10%)=2.4万円(住民税率を10%で計算)
年合計:4.8万円+2.4万円=7.2万円
総合計:7.2万円×40(年)=288万円

毎月2万円を40年間拠出すると、節税効果は288万円になる計算です。

ただし、金額によっては受取り時に課税されることがある点には注意が必要です。単純に節税効果分だけ得するわけではありません。iDeCoは年金(or退職金)イメージの受け取りになります。詳しくはiDeCo公式ページをご確認ください。

資金に余裕があるなら併用したい

人によって考え方や最適な投資法は異なりますが、新NISAは売買したときに非課税枠復活することを考えると、成長投資枠も利用したいですね。もちろん、成長投資枠のほうがよい銘柄を見つけるのが難しいとおもうので勉強は必要になります。

NISAのつみたて投資枠はほぼ投資信託なので、ずっとホールドするならiDeCoに似た運用になります。iDeCoは70歳まで拠出期間を延長するという検討がされており、さらに長期間での運用が可能になりそうです。iDeCoを知らずにNISAだけ利用するのはちょっともったいないので、iDeCoも是非検討してみてください。

iDeCoを利用する金融機関を探すときには、iDeCoナビというサイトが便利です。費用や取扱商品など、様々な条件で比較できます。

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