
将来のお金が不安だけど、何から手を付けていいかわからない…



まずは支出を把握するところから始めましょう
将来のお金が漠然と不安という方はたくさんいらっしゃいます。
多くの場合、お金(貯蓄残高)を将来まで可視化できていないことからくる不安だと思います。例えば真っ暗で先がまったく見えない道を手探りで進んでいくのは不安ですよね。でも、周りが明るくて自分の歩く先がどうなっているか見えていれば不安に思うことは少ないのではないでしょうか。
重要なのは、とにかく支出を把握すること
お金の不安を解消したいけど何からしたらいいのかわからないという方は、まず毎月の支出を把握することから始めてください。完全に支出の把握ができれば半分は将来のライフプラン検討ができたといっても過言ではありません。
主な支出項目としては以下のようなものがあります。分類はこれでなくても構いません。また、1円単位まで把握する必要もありません。1ヶ月なら千円単位、1年なら万円単位くらいでよいと思います。
- 基本生活費(食費、光熱費、被服費、交際費など)
- 住居関連費(ローン返済、固定資産税、修繕積立金など)
- 車両費(駐車場代、ガソリン代、車両保険など)
- 教育費(塾や習い事などを含む教育費)
- 保険料(生命保険、医療保険、火災保険など)
- その他(車の買い替え、家族旅行などの一時的な支出や上記に含まれないもの)
隠れ支出には注意してください。例えば、クレジットカードで利用と引き落としに期間のズレがあるもの、サブスク料金など毎月自動で引き落とされるもの、電子マネーで自動チャージされるものなどは、自分では使ってる感覚がなくても実は利用していることもあります。1月分の支出を調べたら、12倍して1年分の概算金額をだしてください。ほかにも季節的な特性などによる増減がわかっていれば加味しておきましょう。
今度は収入をチェックしてください。源泉徴収票などがあればより正確です。正確な金額がわからなければ、まずは概算でも構いません。「額面の金額ー税金(所得税・住民税など)ー社会保険料」が手取り金額です。(以下の図でいうと、①3,287,500-④62,900ーa482,056ー住民税(住民税決定通知書などで確認)の結果が手取り。ただし、あくまで概算金額であり、場合によっては若干変わる場合もあります)


「手取りの金額ー1年間の支出=年間の収支」です。机上の計算では年間収支がかなりプラスになっているのに、現実はこんなに楽ではないし、貯蓄もできていないという人が多いのではないでしょうか。珍しいことではないので安心してください。この場合、実は支出が正しく把握できていないケースが多いです。自分の実感とのギャップが小さくなるほど、将来の家計の可視化精度があがるので、安心につながります。また、対策も取りやすくなります。
当FP事務所では、ヒアリングしながら家計の可視化を行います
そうはいっても、自分でチェックするのは難しいという方は、お気軽にご相談ください。
当FP事務所では、状況をヒアリングしながら並行して貯蓄残高などを可視化した結果を作成します。改善案を採用した場合、将来の貯蓄残高などがどのように変化するかもその場で確認することが可能です。


不安に感じていながらも、実際に可視化してみると、実はほとんど問題ないというご家庭もたくさんあります。漠然とした不安を解消するためにも、ぜひお試しください。