
FPに相談するといっても、どうやって選べばいいのか…



FPといっても様々な人がいます。
FPの『保有資格』と『所属先』の2つの視点で解説していきます。
資格として上位なのはCFP®と1級FP技能士
資格の種類として大きく分けると、民間資格であるCFP®やAFPと国家資格であるFP技能士に分けられます。下図の通り、資格の難易度は上に行くほど難しくなっています。CFP®と1級FP、AFPと2級FPはおおよそ同レベルといわれています。
あまり知られていませんが、CFP®とAFP(1級FPと2級FPも同様)の資格難易度はかなり違います。感覚的には3級の内容を理解している人は2級(AFP)の資格も取れると思いますが、2級の試験が完全にわかっても1級やCFP®の試験問題を全く解けないことはありえます。(私自身がそうでした)
FP資格は基本的に下位資格を持っていないと受験できないので、2級を持っている人が受験者の母数にもかかわらず、合格率は10%台程度という点からみてもCFP®や1級FPはそこそこ難しい資格といえます。



ただし、これはあくまで試験の難易度です。
FPの実力と一致するわけではありません。


そのため、FPの質を求めるのであれば、CFP®や1級FPの資格を持っている人のほうが知識豊富な可能性は高くなります。また、CFP®やAFPの場合、2年に1回の更新までに必要な単位を取得する(お金もかかります)必要もあるので知識をアップデートして取り組んでいる人が多いです。1級FPの場合は一度取得すると更新などはありません。
とはいえ、知識豊富な人があなたにとって最良のFPなのかはわかりません。FPサービスを利用する際には相性も重要なので、可能であれば複数のFPサービスを利用して、自分にあったFPを見つけるのが良いと思います。
企業系FPにも独立系FPにもメリット・デメリットがある
次は、それぞれのFPがどこに属しているかの視点から解説します。
金融機関や保険会社などの企業に属している企業系FPと、どこの企業にも属していない独立系FPに分かれます。
FP種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
企業系FP | ・具体的な商品提案をしてもらえることもある | ・無料相談できることが多い・無料相談は一般的な内容になりがち ・同じFPを指名できないこともある | ・商品を売り込まれる可能性もある
独立系FP | ・レベルの高いFPが多い ・相性の良いFPが見つかれば、長い付き合いができる | ・顧客本位の提案ができる・基本的に有料相談となる |
かなりざっくりしたイメージでいうと、無料相談をしてくれるのは企業系FPとなります。FP相談が無料なのは、企業系FPは相談料ではなく、保険やローン、金融商品などを売ることで利益を得るためです。(直接企業で働いていない場合でも、特定の商品を売ることで提携先からフィーを受け取るパターンなどもあるのでややこしいのですが…)
ノルマなどが課せられている場合には、相談よりも営業がメインになることもあるかもしれません。また、提案された内容があなたにとって最良の選択なのかはわかりません。FP会社の取り分(手数料など)が大きい商品を提案している可能性もあります。



企業も利益を出す必要があるのである程度は仕方ない部分もあります。
そういうものと覚悟して相談しましょう。
一方で、当FPオフィスを含む独立系FPの場合は営業ノルマや企業との提携がないので、特定の商品にこだわらずにあなたにとって最良の提案をすることができます。また、企業という看板なしにお客様に選んでいただかなくてはならないため、相対的にレベルの高いFPが多い印象があります。
独立系FPは地域に根付いている人も多いので、相性の良いFPが見つかれば、一生涯のお付き合いをしていくことも可能です。ただし、相談料が報酬のメインとなるため、基本的に有料というデメリットもあります。



当FPオフィスではオンラインで無料事前打ち合わせも可能です。
なんか違うと感じれば、そこで終了していただいても構いません。
無料FPサービス利用後に、当FPオフィスも試してみてください
1回の相談で知りたい内容をすべて確認できたり、自分に合ったFPに出会うこはなかなか難しいかもしれません。理想はいくつか別のFPサービスを利用して、FPの違いを知っておくことです。その点では無料相談できるFPサービスは便利です。ただし、勧誘には屈しない精神力が必要になります!
無料FPサービスを利用した後に、1度でいいので有料のFPサービスを試してみてください。やっぱり無料相談とは違うと感じることができると思います。

